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経済学と行動経済学ってなにがちがうの?

こんにちは

 

最近、ちょっと気になった、

経済学と行動経済学の違いについて

調べたので書いてみます。

 

先に結論だけ書いておくと、

・ひとは“完全に経済合理的に動く”前提なのが経済学。

 ひとは“不合理な行動をするもの”が前提なのが行動経済学。

経済学 行動経済学
人間が“完全に経済合理的に動く”ことを前提にした経済学。 人間は“不合理な行動をするもの”だということを前提にした経済学。

 

店で家電を買うとき、

“期間限定、定価から30%引きの大安売り”

と、値引き札が貼られていたら、

つい買ってしまいたくなりませんか?

 

または、店でカツ丼や天丼を頼むとき、

梅・竹・松のコース

(梅⇒竹⇒松の順で値段が上がる)

があったら、つい真ん中の

を選んでしまいませんか?

 

この行動は、

生活していれば、

良くある話で、

特に違和感ありませんよね?

 

ですが、

これらの行動は

経済学からすれば、

想定されてない行動

なんだそうです。

 

経済学って、

ざっくり言えば、

「パーフェクト・ヒューマン」

が前提なんですね。

 

必要なければ、値引き札があろうが

衝動買いしない。

 

梅・竹・松があれば、

自分のにとって経済的に合理的な

ものを選ぶ。

(コストパフォーマンスとか、そういうやつ)

 

ターミネーターですかと思う程の

経済合理性で動く人間

前提にしています。

 

ですが、現実では

大抵のひとは

そんなに合理的に動きませんよね?

 

なんとなく店のポップにつられて、

おすすめのランチを注文しますし

 

行列に何時間も並んで

ラーメンを食べたりもします。

 

だから矛盾が出てきます。

 

そこで、

 

ひとは元々、

不合理な行動をするものだよね。

という前提で生まれたのが

行動経済学です。

 

先程の

値引き札のお話、

梅・竹・松のお話、

 

どれも、行動経済学では

説明することが出来ます。

 

ひとはパーフェクト・ヒューマンのごとく

経済合理的に動くという前提の経済学。

 

ひとは不合理な行動をするという前提

行動経済学。

 

これが、

“経済学と行動経済学の違い”の様です。